2010年9月12日日曜日

夏の報告と2010年9月12日 瓦礫訓練

通常夏の間は
涼しい所で行う合宿訓練を除いては
訓練をお休みにするのですが、
今年はハイパーレスキュー隊と複数の救助犬団体による合同訓練会があり、
チームさくらからも何回か訓練に出ました。

また8月のお盆明けに
普段は借りられないような都内の現場を貸していただけたため、
そこでも訓練を行いました。

今年は特に暑い夏でしたので
いずれの現場でも暑さ対策が大変でしたが、
犬達もハンドラーも
大変良い経験になりました。

さて、9月に入り、
と言ってもまだまだ暑い日が続いている中、
団地の解体現場をお借りできましたので
今日はそこで訓練です。

今日の現場は
4階建団地の上部分をほとんど壊してある状況です。
ベテランの犬たちは
ハンドラーからある程度離れて
犬のみ現場に入っての捜索で
さらに要救助者役が上の方に居て、
犬すらそこには近づけない中
上から下りてくる臭いのみで犬が捜索するという設定です。


たいていの犬たちは
要救助者役がいる下の部屋で臭いを捉えて
まずは臭いの元をたどろうと
部屋を出たり入ったりするのですが、
上に行く階段はふさがっており、
窓からのぞいてみたりぐるぐる回ったり試行錯誤した揚句
最終的に天井の方を向いて吠えます。
確信が持てなくてなかなか吠えられない場合は
最後に上の要救助者役が音をたてたりして
ちょっときっかけを作ってやると
吠え始めます。

中級・初級の犬達も
十分犬の意識付けをしたうえで、
ヘルパーが瓦礫の上等の足場が悪い所に居ても
臆せずなるべく近づいて吠える
という訓練をしました。