2015年10月18日日曜日

瓦礫にて訓練

今日はビル解体現場をお借りできましたので、久々に本格的な瓦礫にて訓練です。

とはいえ、建物部分はほとんど壊れていて、隠れる場所もあまりなかったので、金属の支柱を積んだ山の真ん中にバリケードを築いて隠れてみました。画面中央部の赤い部分、ヘルパーのヘルメットです。
 
どんなところでもワンたちはしっかり探してくれます。

訓練場所を貸してくださった会社と日曜日に出勤してくださった係りの皆様、どうもありがとうございました。



2015年10月11日日曜日

中野フェスタとみなと祭り

この連休中(10日(土)、11日(日))、チームさくらは通常の訓練会はお休みにして、関係の深い2つの自治体のお祭りに参加いたしました。中野区主宰の中野フェスタと港区主宰のみなと祭りです。
災害救助犬や協会のもう一つの活動であるセラピーを行う訪問活動犬とふれあっていただきながら、私たちの活動に理解を深めていただくと同時に活動資金の募金を行いました。

中野フェスタ


みなと祭りは協会の他チームのメンバーも大動員して行いました。11日にはパレードが予定されていたのですが、残念ながら雨のため中止となりました。さすがに雨が降っている間は訪れる人も少なかったのですが、午後からは大勢のお客様に来ていただきました。



どちらのイベントもたくさんのお客様にワンちゃんとふれあっていただき、またご協力いただきました。大変ありがとうございました。

みなと祭り会場より、増上寺と東京タワーのコラボにて、本日はさようなら…。

2015年10月4日日曜日

ICS講習及び災害救助犬ネットワーク・RDTAとの合同訓練

今週は久しぶりに町田です。他救助犬団体の災害救助犬ネットワークとRDTAからも犬と人が参加しての合同訓練となりました。
まずはじめに今我々が捜索の際に導入しようとしているICS(Incident Command System)について米軍と消防の方に来ていただき、簡単な講義をしていただきました。
その後、ICSにのっとって捜索訓練です。
今日は、4人で近くをハイキングしていたところ、いつの間にか仲間3人が迷子になり、一人でここまでたどり着いて仲間の救助を求めた、という設定で始まりました。
まず救助を求めてきた人からできる限り情報を聞き出します。(どこを歩いていたか、どこまでは一緒だったか、行方不明者の人数、名前、性別、服装などなど)
捜索隊として、ユニットリーダー以下、救助犬3頭にハンドラー・サポーター3名ずつ、消防から2名、が現場に出動し、そのほか本部にICとICサポーターが待機して全体の指揮を執るという体制を取りました。
また、捜索現場の地図にはグリッド線を引き、さらに方位の伝達方法も統一します。
いざ、現場に出動しますが、捜索現場はホットゾーン(危険地帯)とみなし、ユニットリーダーはその外で指示を出すこととし、捜索現場には犬とハンドラー・サポーター、消防が入ります。
実際、現場は背丈を超える藪になっているところも多く、捜索するのは大変でしたが、犬たちは頑張って崖下や穴の中に転落していた3人を発見し、救助できました。 



 
いつもの訓練だとこれで終了ですが、今日は他団体の救助犬チームも来ているため、捜索エリアが無駄に重複しないよう我々が捜索したエリアを正確に伝え、災害救助犬ネットワークの捜索隊が改めて現場に捜索に入りました。(要救助者を追加して)

実際に出動した場合、このように他の捜索隊や消防との連携、情報共有が大変重要になってきます。その意味で、今日の訓練は大変貴重な体験となりました。参加いただいた方々に深く御礼申し上げます。